人参をお届けの際に使用しているキャロフレッシュについて
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ピカイチ野菜くんの人参には全て
人参専用の鮮度保持袋を使用しています。
この鮮度保持袋は非常に高性能な袋です。
なぜ鮮度が保持できるのか秘密を大公開!
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キャロフレッシュ(鮮度保持袋)の秘密
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キャロフレッシュの鮮度を維持する方法は、青森県にあるリンゴ貯蔵庫(CA貯蔵技術)と原理は同じです。
ちなみにCA貯蔵冷蔵庫は数億円もする特殊な冷蔵庫です。
野菜(人参)は酸素を吸収し二酸化炭素を排出します。これは、収穫後も同じです。
この二酸化炭素の排出を抑えることで野菜の品質劣化(痛み)を防ぐのがポイントになります。
つまり野菜の呼吸数を抑えると傷みにくくなるので、抑える為には、二酸化炭素の濃度を高くする必要があります。
密閉されたキャロフレッシュの袋の中では、二酸化炭素の濃度が5%に収まるような仕組みが施されております。
二酸化炭素が5%になると、人参の場合なんと通常の3分の1の呼吸数となります。
なので、キャロフレッシュに入れると品質が長持ちします。
ここが段ボールに入れておくのと鮮度保持袋に入れるのとの大きな差です。
この考え方はCA貯蔵と同じです。夏場には栽培ができず収穫のできない国産リンゴが食べられるのはCA貯蔵技術のおかげです。
日本にりんごを一年中流通することができる機械と同じ技術を用いてるのが、このキャロフレッシュのすごいところです。
鮮度を保つことに特化しているので強度はありません
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キャロフレッシュの特徴としてどうしても破れやすいです。
二酸化炭素の濃度を5%に保つために、野菜の入った鮮度保持袋は外から空気が入る仕組みになっています。
一定の酸素が入らないと二酸化炭素の濃度が上がり続けてしまうからです。
二酸化炭素の濃度が上がり過ぎると酸素の濃度が少なくなり野菜は嫌気呼吸の状態になります。
嫌気呼吸とは、主に菌類などが行っている無酸素呼吸の事を言います。
嫌気呼吸の状態になると発酵のような状態になります。
ぬか漬けの沢庵のようなに匂いが出てしまうのです。
二酸化炭素の濃度を5%に保つ事がとても大切です。
キャロフレッシュでは、この濃度を保つために2種類のフィルムが採用されております。
ポリエチレンとポリプロピレンを貼り合わせた形状になっております。
このフィルムのおかげで、一定の二酸化炭素の濃度を保つことが出来るのです。
ただこのフィルム、強度がどうしても弱くなってしまいます。
強度を強くすると、二酸化炭素の濃度が変わってしまうので鮮度を保持することができません。
軽い野菜だったら良いのですが、人参のような重い野菜はどうしても強度が不足してしまうのです。
鮮度を保持する為に開発された袋なので強度はありません。
メーカー推奨の使用方法
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袋は破れるまでお使いいただけます。
できる限り長く使用していただきたいので、お客様のお手元に届いた鮮度保持袋に入った状態の人参を、そのまま持ち上げて冷蔵庫に入れる場合、人参の重量で破けてしまう恐れがあります。
手間がかかりますが、一度袋の中から人参を取り出して別の容器に移していただき、
軽くなった鮮度保持袋を冷蔵庫に入れてから人参を入れて頂ければ破損の可能性が下がります。
キャロフレッシュは何度も使用できるの?
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キャロフレッシュは何度も使用することが可能です。
ご使用ポイントですが、一度野菜が入るといろんな菌が付着します。
なので毎回洗って使用することをお勧めします。
また、構造上裏表に差がないので、裏返して使う事も可能です。
2枚重ねで使うことはできるの?
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キャロフレッシュの強度を補強する為に2重にしたり、別の袋で覆ったりすると酸素が入らなくなり袋の中の人参の二酸化炭素濃度が上がり過ぎてしまい痛みの原因となります。
鮮度保持袋としての効果を発揮することができないのでオススメすることはできません。
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